2022/08/08(月) ~ 2022/08/12(金)の5日間、「セキュリティ・キャンプ 全国大会 2022 オンライン」と「セキュリティ・ネクストキャンプ 2022 オンライン」を開催します。
昨年に引き続き、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、オンライン形式での開催となります。

セキュリティ・キャンプ 全国大会 2022 オンライン

本年度は共通講義に加え、「専門コース」と「開発コース」を開講します。また、募集を小中学生に限定した「ジュニア開発ゼミ」も実施します。

応募の締切は 2022/05/16(月) 23:59 までとなっております。募集要項等をお読みいただいた上で、ぜひご応募ください。

講義について

「セキュリティ・キャンプ 全国大会 2022 オンライン」で開催される講義について、少しだけご紹介します。
プロデューサーによるクラス・ゼミ紹介動画もあるため、ぜひご覧ください。

共通講義・事前学習

セキュリティ・キャンプでは、学んだ技術を社会で正しく役立ててもらうために、倫理や法律に関する講義も行っています。
今年は開催前の7月の事前学習や開催初日の共通講義にて、それらの講義を実施します。

専門コース

専門コースでは、昨今の重要なセキュリティ分野に焦点をあて、それぞれの分野を牽引しているプロデューサーが企画する4つのクラスを提供します。
講義を個別に選択していた昨年度の選択コースとは異なり、今年度は応募時に希望したクラスで提供される講義を受講することになります。一貫したテーマに取り組むことを前提としたことで、基礎から高度な内容までを無理なく学習できるカリキュラムを用意しています。
どのような講義があるのかは、タイムテーブルをご確認ください。

A【IoTセキュリティクラス】

身の周りの家電製品や電子機器、自動車などは、広域ネットワークに常時接続するコネクティッドなIoTデバイスとなってきています。その仕組みや動作を理解するためには、ハードウェアからOS、ネットワークやクラウドなどの様々な知識を知る必要があります。本クラスでは IoTデバイスを取り巻く環境、そしてそのアーキテクチャとそこで使われている技術をいくつか取り上げ解説し、また演習を通じて理解を深めることを目的とします。

B【Webセキュリティクラス】

Webが社会で担う役割の拡大や、クラウドネイティブ技術の進化を受け、Webプロダクトのセキュリティに関連する領域は拡大・深化の一途をたどっています。Webセキュリティクラスの最大の特徴は、そんなWebプロダクトの提供に関わるセキュリティの全体感を、各関心領域における専門家から学ぶことができることです。

C【脅威解析クラス】

脅威解析クラスはサイバー攻撃者によってもたらされる脅威を解析し、得られた知見をもとに対策を生み出すためのクラスです。ツールやマニュアルといった既定のプロセスを鵜呑みにするのではなく、自力で脅威の本質を見極め、適切な対策を行える人材の育成を目指します。本クラスの講義は、解析や対策の方法論を攻撃側の視点から学ぶOffensive Securityと防御側の視点から学ぶDefensive Securityの2つのジャンルに分かれています。

D【AIセキュリティクラス】

AIセキュリティクラスでは分類器を作り、実際に分類を試してフィードバックを得て磨いていく流れがメインになります。あるデータを題材として偽装と検知の攻防を何段階か行います。 プログラミングの知識は必要ですが、サンプルが用意されているので一からコードを書く必要はありません。
また、フェイクニュースなどを題材にモデル化を実践し分類器を組み立てていきます。その中でモデル化の思考回路を身に付けていきます。
AIの最前線で現在どんなことが行われているのかについての講義もあります。また、AIに関わる社会制度、法律、倫理上の課題について専門家とともに議論します。

開発コース

開発コースは、提示されたテーマから自分が取り組むテーマを選択し、講師の指導を受けつつ「設計・実装・検証」をひたすら繰り返すというコースになります。
事前学習期間に講師と相談しながら取り組むテーマを決定し、そのテーマに取り組むための準備を進めます。キャンプ開催期間中には、オンラインハッカソン形式で開発に集中して取り組みます。

募集はゼミ単位で行います。第三希望までエントリーの際に選択できますので、自分の受講したいゼミを決めてください。なお、応募の際は、自分がエントリーしたゼミの応募問題をすべて回答する必要があります。

Lゼミ

Lゼミで開催するゼミは次の通りです。

Xゼミ

Xゼミで開催するゼミは次の通りです。

Yゼミ

Yゼミで開催するゼミは次の通りです。

Zゼミ

Zゼミで開催するゼミは次の通りです。

ジュニア開発ゼミについて

ジュニア開発ゼミは小中学生を対象とした特別ゼミとして実施し、数名程度を募集します。
ネットワークに関する講義に加え、ネットワークに関するセキュリティや、開発を効率的に行うための基礎知識についても講義を行います。 講義の後は、受講者自身が手を動かす時間を多く取るため、自身が考えたアイデアを形にする過程にじっくり取り組むことができます。 これからセキュリティやコンピュータ技術を学んでみたいという方もぜひご応募ください。

ジュニア開発ゼミ

セキュリティ・ネクストキャンプ 2022 オンライン

セキュリティ・ネクストキャンプは、セキュリティ・キャンプ全国大会よりも高度な教育を行うためのプログラムです。
参加可能な年齢の上限は25歳となっており、セキュリティ・キャンプ全国大会の過去の修了生も参加できます。

応募の締切は 2022/05/16(月) 23:59 までとなっております。募集要項等をお読みいただいた上で、ぜひご応募ください。

応募課題について

セキュリティ・キャンプ全国大会 / セキュリティ・キャンプネクストに参加するためには、応募課題に取り組む必要があります。
応募課題は技術的な問いもあれば、セキュリティやコンピュータ技術に対する熱意や思いを問うものもあります。 いずれも知識やスキル、興味関心の強さなどを図る目的がありますが、解けなくても問題ありません。「応募課題が解けないので今年は応募を見送ろう…」と思わないでください。
講師は「どのように調べたのか」「なぜそう考えたのか」「何を試したのか」など、回答までのプロセスも評価しています。そのため、確信を持てない点があれば「ここまでは分かったが、ここからは分からない」「これらの事例から〜だと推測できるが、〜であると断言できるかは不明である」というような記述も含めてください。ぜひ「調べて、考えて、手を動かして」ご自身の考えや思いを表現してください。

社会人のかたへ

セキュリティ・キャンプ / セキュリティ・ネクストキャンプは学生を対象にしたイベントですが、社会人の方は「個人スポンサー」もしくは「会員企業」となっていただくことで、講義の見学ができます。
ご興味がある方はぜひ、セキュリティ・キャンプ協議会にお問い合わせください

ご応募お待ちしています!

セキュリティ・キャンプは、業界で活躍されている講師から直接、技術や考え方を教わることができます。また、セキュリティやコンピュータ技術に興味関心を持った学生が全国から集まるため、同じ分野に興味を持った切磋琢磨できる仲間を作ることができる場でもあります。
参加者同士だけでなく、講師や会員企業の方との交流も予定しています。業界について知り、ご自身の進路を考える機会にもなると思います。
皆様とセキュリティ・キャンプでお会いできることを楽しみにしています!